こんなこと習っていなかったよ。
教えてもらえなかったこと知ると少し得した気分ですね。
第31回世界遺産委員会(2007年)終了時点で、世界遺産は851件登録されているが、その内訳は文化遺産660件、自然遺産166件、複合遺産25件である。一見して明らかな通り、文化遺産の登録数の方が圧倒的に多く、地域的にはヨーロッパの登録数が突出している。
また、イタリア(41件)、スペイン(40件)、中国(35件)、ドイツ(32件)、フランス(31件)など非常に多くの物件が登録されている国がある一方で、世界遺産条約批准184か国中、1件も登録物件を持たない国が44か国ある(数字はいずれも第31回委員会終了時点)。
こうした内容的・地域的な偏りを是正するために、世界遺産委員会では様々な試みが行われている。2004年から具体的な作業が行われている「顕著で普遍的な価値」の再定義や、暫定リスト作成時点で、偏りをなくすような適切な選択がなされるように働きかけていくことなどがその例である。
上限
世界遺産の登録数に上限は設けられていない。しかし、ユネスコ事務局長松浦晃一郎は、モニタリングの制約などから、個人的見解に基づくひとつの目安として1000件という数字を挙げたことがある。
なお、現在、1回の委員会での審議数には上限が設けられている。かつてはナポリで開催された第21回委員会(1997年)でイタリアの世界遺産が10件登録されたこともあったが、現在は1回の委員会で各国が推薦できるのは1件だけである(自然遺産を含む場合は2件可能。また、過去に1件も登録されていない国はこの限りではない)。また、全体の審議物件総数は45件までとされている。審議数の上限については、様々な意見が出ているため、年々修正が加えられている。
保全活動
世界遺産の登録は、景観や環境の保全が義務付けられるため、周辺の開発との間で摩擦が生じることがある。第28回から第30回まで3年にわたって、大きな論点になったケルン大聖堂などはその好例である。この件では、近隣での高層ビル建設による景観の破壊が問題となった。似たような例では、ドレスデン・エルベ渓谷は世界遺産リストからの抹消が継続審議中である。
観光地化
世界遺産に登録されることは、周辺地域の観光産業に多大な影響がある。 白川郷、五箇山では、登録後に観光客数が激増した。一方でそれにともなう摩擦もある。世界遺産の公共性を曲解した一部観光客が住民の日常生活を無遠慮に覗き込むなどのトラブルも発生している。 また、観光地化を目的として世界遺産に認定してもらおうという動きが少なくとも日本においてなされており、それが長年に渡って世界遺産認定を目指している鎌倉で2007年11月に神奈川県職員の公文書偽造という事件となって表面化した。また観光地化することで保全の妨げになってしまうなど、世界遺産の意義が問われている。そのため、世界遺産認定に反対する人も存在する。
抹消
2007年、世界遺産委員会はオマーンのアラビアオリックスの保護区を世界遺産から削除した。オマーン政府が資源開発のために保護区規模の縮小を決定したことから「顕著な普遍的価値」が失われたと判断したためである。アラビアオリックスは1996年には450頭が確認されていたが、2007年には65頭にまで減少している。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)
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