温暖化進むとこんな弊害もあるんですね。
雨がなくなってしまったらどうなってしまうんだろう。
日本海流(黒潮)と並び、世界で最も大規模な暖流のメキシコ湾流が、膨大な熱を上空1万5000メートル付近まで運んでいることを、北海道大学や海洋研究開発機構などのチームが突き止めた。
海と大気の密接な相互作用を明らかにした成果で、気候変動などの解明に役立つと期待される。13日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
メキシコ湾流は、熱帯付近の熱をヨーロッパ方面に運んでおり、欧州が高緯度でも温暖な原因になっている。海面10平方メートルごとに卓上コンロ1台分とほぼ同じ熱を大気中に放出しているが、湾流が長期的に大気にどんな影響を与えているかは、これまで詳しく分かっていなかった。
チームは、1990年代以降に打ち上げられた気象観測衛星のデータなどを、同機構のスーパーコンピューター「地球シミュレータ」に入力、従来の約10倍の精度で大気の動きを再現。メキシコ湾流の熱で暖められた大気が、対流圏の最上部まで上昇、その後、拡散して「惑星波」と呼ばれるうねりを起こし、欧州上空まで影響を及ぼしていた。
昨年公表された国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)第4次報告書では、温暖化で北極の氷が解けると、メキシコ湾流の流れが弱まることが指摘されている。再現実験では、湾流が弱まると、大西洋の湾流に沿った海域で雨が降らなくなる可能性があることも分かった。北大の見延庄士郎教授は「今後は、黒潮についても詳しく解析したい」と話している。
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